ルマカカ
Lumakaka

 ニュージーランドのマオリ族に伝わる、海にいる巨人。
 あるとき、兄弟が二人で釣りをしていると、ボートがいっぱいになるほどの魚が釣れました。すると海からルマカカが現われて、魚を渡せと要求してきました。兄が魚を数匹与えましたが、ルマカカはそれだけでは物足りず、兄弟についてきました。魚を全部食べさせても、ルマカカはさらに魚を求めます。そこで弟は兄に、自分の腕を斬ってルマカカにあげることを提案しました。兄は仕方なく弟の提案どおりにしましたが、ルマカカはさらに求めてきました。弟が自分の両脚と両腕をすべてルマカカに食べさせると、ルマカカはやっと満足しました。兄は悲しみながら、弟を祖父のところへ運び、埋葬しました。やがて、弟の身体から最初のココヤシが生えたそうです。

 


参考文献
本世界の怪物・神獣事典』 キャロル・ローズ、松村一男 監訳 (原書房)


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