山男
やまおとこ


『絵本百物語』五 「山男」
桃山人・文、竹原春泉・画
【江戸時代】

 日本各地に伝わる、山奥に現われる大男。
 多くの場合は人に危害を加えたりせず、人に会うと食物や煙草を要求し、そのお礼に薪を運んでくれたりします。しかし地方によっては、人を襲ったり、会う人を病気にしたりする話も伝わっています。
 『絵本百物語』(1841)にも山男が描かれ、「深山にはまま有者也 背の高さ二丈斗りにて其形鬼のごとし 山賊など是に逢て迯ればあやまちあり 頼む時は柴を負て麓までおくれり これ其力ぢまんとぞ」 と記されています。

 


参考文献
本竹原春泉 絵本百物語―桃山人夜話―』 多田克己 編、京極夏彦 ほか文 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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