山女
やまおんな

 日本各地に伝わる妖怪。
 山にいる、色白で髪の長い女だと云われ、山女郎、山姫などとも呼ばれています。
 高知県には、山女と遭遇した人が大熱で死んだ話があります。
 熊本県では、山女はゲラゲラと笑って人の血を吸うと伝えられています。山女の髪は地面に付くほど長く、毛に節があります。ある女が山女と遭遇し、ゲラゲラと笑われました。女が声を上げると山女は逃げ去りましたが、山女が笑っていた際に血を吸い取られていたようで、女はすぐに命を落としました。

 大分県では、同類の妖怪が山姫と呼ばれています。あるとき、2人の旅人がこれに声をかけると、山姫は舌を出しました。山姫の舌はヘラヘラと伸び出し、地面まで付くと、とぐろを巻きはじめました。旅人のうち1人は驚いて逃げましたが、もう1人は山姫に血を吸い取られて殺されてしまいました。
 宮崎県では山オナゴと呼ばれ、夜に山へ入ると山オナゴに血を吸われてしまうと云われています。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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