山ミサキ
やまみさき

 徳島県、山口県に伝わる妖怪。
 徳島県では、山ミサキは川で死んだ人の霊が山に入ったもので、鳥のように飛ぶことができると云われています。
 山口県では、山ミサキは山に現われる怪物だと云われています。人間の生首のような形のものが、落ち葉の上を飛行するそうです。何者かが風を起こすのだとも云われていて、この風に当たった人は大熱が出てしまうそうです。相島では、海で遭難したり、崖から落下して命を落とした人が、死んだ後8日目までの期間、山ミサキになると伝えています。山ミサキは、山に現われる怖ろしい亡霊なのだそうです。
 高知県では、山ミサキのことをリョウゲと呼んでいて、リョウゲに憑かれることを「リョウゲ憑き」と言います。また、事故死した人の霊が憑くことを「リョウゲの行き逢い」と言うのだそうです。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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