むじな


『今昔画図続百鬼』明 「貉」
鳥山石燕
【江戸時代】

 、あるいはアナグマのこと。変化能力を持っているとされています。
 『日本書紀』には、推古天皇の条、春2月、陸奥国の貉が人になって歌をうたったという逸話があり、これが文献での貉の初見となります。
 また『和漢三才図会』(1712)によると、貉は睡眠が好きで、人間がそばに来ても起きないのだそうです。
 鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』(1779)にも貉が描かれ、「貉の化る事をささ狐狸におとらず ある辻堂に年ふるむじな僧とばけて六時の勤おこたらざりしが食後の一睡にわれを忘れて尾を出せり」 と記されています。

 


参考文献
本鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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