舞首
まいくび


『絵本百物語』五 「舞首」
桃山人・文、竹原春泉・画
【江戸時代】

 『絵本百物語』(1841)に描かれている妖怪。
 「三人の博徒勝負のいさかひより事おこりて公にとらはれ皆死罪になりて死がいを海にながしけるに三人が首ひとところによりて口より炎をはきかけたがひにいさかふこと昼夜やむことなし」 と記されています。
 寛元の頃(1242〜1247年)、小三太、又重、悪五郎という三人の悪者がいました。伊豆国真鶴が崎(神奈川県)で祭があった日、彼らは争論になり、刀でお互いの首を切り落としてしまいました。海に落ちた三つの首はその後も争い続けて、夜になると火を吹き、昼になると海水が巴の様を見せたので、その場所は「巴が淵」と呼ばれたそうです。

 


参考文献
本竹原春泉 絵本百物語―桃山人夜話―』 多田克己 編、京極夏彦 ほか文 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


もののけが集うホームページ

inserted by FC2 system