ヒダル神
ひだるがみ

 西日本などに伝わる憑き物。
 山道、四辻、峠の辻、誰かが行き倒れになった場所、海、火葬場などにいるもので、取り憑かれると空腹になって動けなくなり、ときには死ぬこともあります。
 これに憑かれたときの対処法として、少しでもいいので食べ物を食べる、傍の藪に食べ物を投げる、着ている物を後ろへ投げる、米という字を掌に書いて嘗める、などの方法が伝えられています。
 ヒダル神の正体についても、変死者や横死者の霊、山神、水神など、地域によって様々に語られています。

日本各地に伝わるヒダル神の類
名前 地域
磯餓鬼(イソガキ) 静岡県
餓鬼憑き(ガキツキ) 日本各地
クワン 高知県
クワン様(クワンサマ) 高知県
コーケ神(コーケガミ) 長崎県
食取り(ジキトリ) 愛媛県
ダニ 三重県
ダラシ 北九州
ダリ 高知県、三重県、和歌山県
ダリ神(ダリガミ) 徳島県、奈良県、和歌山県
ダリ仏(ダリボトケ) 岩手県
ダル 徳島県、奈良県
ヒダリガミ 高知県
ヒダル神(ヒダルガミ) 西日本
ヒダルゴ 長崎県
ヒムシ 大分県
ひもじい様(ヒモジイサマ) 山口県
ヒンド 高知県

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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