白沢
はくたく


『今昔百鬼拾遺』雨 「白沢」
鳥山石燕
【江戸時代】

 中国の神獣。
 『和漢三才図会』(1712)によれば、白沢は東望山にいて、人の言葉を話すもので、王者が有徳で明照幽遠であるときに出現するのだそうです。
 黄帝もこれに出会い、一万一千五百二十種の妖怪について教えてもらいました。黄帝はそれらの妖怪を画家に描かせて人々に示し、妖怪による害を防ごうとしたそうです。その妖怪画は『白沢図』と名付けられましたが、残念ながら現存していません。

 日本での白沢は、顔と左右の脇腹にそれぞれ三つずつ、全部で九つの目がある獣で、災いを防ぐ縁起の良い妖怪だとされています。

 


参考文献
本鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


もののけが集うホームページ

inserted by FC2 system