風狸
ふうり


『今昔百鬼拾遺』霧 「風狸」
鳥山石燕
【江戸時代】

 『本草綱目』(1596)や『和漢三才図会』(1712)などに記載がある中国の妖怪。
 狸ぐらいの大きさで、尾が短く、目が赤い獣。夜になると風に乗って飛びまわります。捕まえて叩くと死んでしまいますが、口に風が入ると蘇るそうです。ただし、脳や骨を砕いてしまえば完全に死にます。風生獣、風母、平猴とも呼ばれています。
 鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』(1781)にも風狸が描かれ、「風によりて巌をかけり木にのぼりそのはやき事飛鳥の如し」 と記されています。

 


参考文献
本鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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