化けの火
ばけのひ

 『周遊奇談』に記されている火の妖怪。
 近江国の琵琶湖の岸辺から化けの火という小さな火が現われて、地面から4、5尺のあたりを飛行します。やがて火は山の方向へと動いていき、大きさが3尺ほどになります。火の中には、人間の顔や、2人の男性の上半身が見えるのだそうです。
 ある力持ちの男性が、怪火の正体を確かめようとして隠れていると、火は一度山の方へ行き、そのうち男性の方に近づいてきました。男性は火にしがみつきましたが、5、6間ほど離れた田んぼまで投げ出されてしまいました。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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