ナンジャモンジャ

 日本各地に伝わる名前のない木。種類が分からない木をこのように呼びます。
 かつて長野県佐久市の仁王堂にナンジャモンジャの木があったと伝えられています。その木を伐ろうとする人は、病気に罹ったり、怪我をしたりして、木を燃やそうとすれば、その人の家が火災に遭うと云われていました。あるとき雷によって木は枯れてしまいましたが、枯れ木を処分した若者たちが病気などで若死にしたそうです。
 千葉県の香取郡神崎では、船で鐘を運ぶ際には筵に包んだり箱に入れなければいけないと云われていました。その決まりを破った船人がいて、船は鐘を乗せたまま沈んでしまいました。それ以来、船人たちは沈んだ場所の上を通らないようにしたそうです。もし通ってしまうと、水中の鐘と付近に生えているナンジャモンジャが、歌ったり踊ったりするのだと云われています。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)
本 『カラー版 幽霊画談』 水木しげる (岩波新書)


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