トゥレンペ

 アイヌ民族に伝わる憑神。
 個人に憑くものや、集団に憑くものがあり、個人に憑くトゥレンペには、生まれつき憑いているものと、生まれた後に憑くものがあるとされています。
 誰でも生まれたときからトゥレンペが憑いているのだそうで、具体的には、雷の神や火の神などの自然の神、狼や熊のような動物など、人それぞれ異なるものが憑きます。ひとりひとりの能力や性格が違うのはそのせいなのだそうです。多い場合は、1人に3つのものが憑いていることもあります。
 一方、後から憑くトゥレンペは、神に協力した人間にお礼として憑いて守ったり、病人が強い力の神に一時だけ憑いてもらうこともあるそうです。また、憑いた人間を病気にしたり、災いをもたらす神もいると言われています。
 トゥレンパ、ドジカムイ、ドレンペとも呼ばれます。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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