共潜き
ともかづき

 三重県に伝わる妖怪。
 曇り空の日に海へ潜った海女が、他に作業している船はないのに、海中で自分に瓜二つの者を目撃することがあります。これに会うと、相手はニコリと笑い、鮑を渡そうとします。このとき、鮑を普通に受け取ると命を落とすことになりますが、後ろ手に受け取れば害はないそうです。
 ある人は、鮑を持って近づいてくる自分にそっくりな者に、網のようなもので捕らえられてしまいました。しかし、鑿で網を破って逃げることができたそうです。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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