手の目
てのめ


『画図百鬼夜行』陽 「手の目」
鳥山石燕
【江戸時代】

『百鬼夜行絵巻』 「手目坊主」
尾田淑
【江戸時代】

 鳥山石燕の『画図百鬼夜行』(1776)に描かれている、両手の掌に目がある妖怪。
 尾田淑の『百鬼夜行絵巻』(1832)には手目坊主という名前で同じ妖怪が描かれています。

 この妖怪の基となったと推測される話が、『諸国百物語』(1677)に見られます。
 京都七条河原の墓場に老人が出没し、肝試しに来た若者を襲いました。この老人の顔には目がなく、代わりに掌に目があったそうです。

 


参考文献
本鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 (国書刊行会)
本妖怪図巻』 京極夏彦 文、多田克己 編・解説 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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