袂雀
たもとすずめ

 高知県に伝わる怪異。
 夜、山道を歩いていると「チッチッ」と鳴きながら袂雀がついてきます。そこに2人以上いたとしても、その鳴き声は1人にしか聞こえない場合が多いそうです。
 袂雀が現われる道を歩くときには、袂を握って、そこに袂雀が入らないようにします。もしも袂に袂雀が入ってしまうと、不吉なことが起こるそうです。
 また、袂雀が現われるときは狼や山犬もこっそりと付いてきています。袂雀や狼、山犬が来ないようにするには「大シラガ、小シラガ、峠を通れども神の子でなけりゃ通らんぞよ。あとへ榊を立てておくぞよ。アビラウンケンソワカ」と唱え、3本の木の枝を立てればよいと言われています。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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