千々古
ちぢこ

 『太平百物語』に記されている妖怪。
 夜、ある城下の大手御門のあたりに、鞠の形をした化け物が出ると噂されていました。この話を聞いた若侍の小河多助が、夜中にその化け物を見に行くと、たしかに鞠らしきものが音を立てて縦横無尽に飛んでいます。そのうち小河の頭の上にきたので、小河はそれを斬り落としました。化け物の正体は普通の鈴が入った鞠でした。
 悪戯者がいて、両側から張った縄で鞠を浮かせて、通った人たちを恐がらせていたのだそうです。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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