茶袋
ちゃぶくろ

 高知県に伝わる怪異。
 道に茶袋が下がっていることがあり、これに当たったら病気になってしまうと言われています。また、雨が降る日の夜には、大前平のオンバが墓にも茶袋が下がったそうです。

 和歌山県を流れる印南川沿いには、茶ん袋と呼ばれる怪異が伝えられています。
 ある男性が滝ノ口にある橋免橋を通っているとき、大きく膨らんだ茶ん袋が川で浮き沈みしていました。彼が橋を渡って、淵尻という場所に来ると、首のあたりに冷たいものが落ちてきました。雨が降ってきたのかと思って見上げると、そこには巨大な茶ん袋が飛んでいて、水滴を垂らしながら山の上のほうに行ってしまったそうです。
 これと同じ化け物は椿原の柳井畑川にも現われたようで、夕方頃、川を登ったり下ったりしたと言われています。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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