座敷小僧
ざしきこぞう

 静岡県、愛知県に伝わる、子供の姿をした妖怪。
 愛知県では、キンシという酒屋を営業していた旧家で、雨戸を閉める際に座敷小僧が目撃されています。10歳くらいの姿をしていたそうです。また、神田という家にも座敷小僧が住み着いていて、昔は裕福な家だったのですが、ある日、ツモノケという機織の器具を炉にかけた茶釜に当てるという禁忌を破ってしまい、家から座敷坊主が出て行ってしまいました。それがきっかけとなって、家は衰えたそうです。
 静岡県では、座敷小僧は親方という家に現われる5、6歳くらいの子供だとされていて、座敷坊主とも呼ばれています。現われる場所が決まっていて、その場所で寝ようとしても、押さえつけられて寝ることができないのだそうです。また、坊主の按摩が現われて枕返しをするとも言われています。昔、金を持った人が、この家の主人のつくった猪の落とし穴に落ちて死んでしまったとか、あるいは盲目の金持ちを落として殺害したなどと伝えられていて、座敷小僧の正体はその怨霊だと言われています。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)

関連頁
もののけが湧く書庫
 └ 座敷小僧の話 折口信夫 1934年


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