石妖
せきよう

 『中陵漫録』に記されている妖怪。
 伊豆(静岡県)の山に石の産地がありました。そこで何人かの石工が休んでいると、美しい女が来て、疲れているだろうからと肩を揉んでくれました。その肩揉みが気持ちよかったため、石工たちは眠ってしまいました。しかし、ある人がその女を怪しく思い、猟師に、鉄砲で女を撃つように依頼。猟師が言われたとおり鉄砲で女に攻撃すると、まるで石が砕けたかのような音がしました。女が倒れたので場所に行ってみると、そこには割れた石だけがあり、女の姿はありませんでした。肩を揉まれた石工の背中には石で引っかかれたような傷が残っていて、薬でどうにか治したそうです。

 


参考文献
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


もののけが集うホームページ

inserted by FC2 system