常元虫
じょうげんむし

 『煙霞綺談』や『三養雑記』に記載されている虫の妖怪。
 近江国(滋賀県)に南蛇井源太左衛門という人がいました。とても凶悪な性格で、強盗までしていましたが、後に剃髪して「常元」と改名し、大人しくなりました。しかし、常元は長年の悪行の罪を問われ、柿の木に吊るされて斬り殺され、木の下に埋められてしまいました。それ以降、夏になるとその木の根元から奇妙な虫が出るようになりました。その虫は縛られた人間のような形をしていたそうです。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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