鎌鼬
かまいたち


『画図百鬼夜行』陰 「窮奇」
鳥山石燕
【江戸時代】

『狂歌百物語』 「鎌鼬」
竜斎閑人正澄
【江戸時代】

『百鬼夜行絵巻』 「窮奇」
尾田淑
【江戸時代】

 日本各地に伝わる妖怪。
 手が鎌になっていて、つむじ風に乗って素早く人を切りつけます。はじめは切られても血も出ず痛みもありませんが、後になって血が大量に出て、ときには死んでしまうこともあると、『想山著聞奇集』にあります。
 愛知県では、人を切って血を吸う妖怪とされていて、飯綱とも呼ばれています。
 岐阜県でいう鎌鼬は三匹で行動し、一匹目が人を転ばし、二匹目が切り、三匹目が薬を塗りつけます。そのため、鎌鼬に切られても血は出ないのだそうです。

 


参考文献
本鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 (国書刊行会)
本妖怪図巻』 京極夏彦 文、多田克己 編・解説 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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