海難法師
かいなんほうし

 東京都の大島、新島、三宅島などに伝わる妖怪。
 正月24日の夜になると海から現われるとされていて、その姿を見てしまうと祟りで悪いことが起こると言われています。そのため、正月24日の夜は戸を閉めて家の中に閉じこもり、雨戸にトビラや柊の葉をつけたそうです。
 三宅島では、正月24日の夜半、薬師堂に住んでいるカラ猫の一族が海難法師とともに家々をまわりながら、「皿を貸せ」「御器を貸せ」と言うそうです。
 悪政のかぎりをつくしていた伊豆七島の代官、豊島作十郎忠松が、島民に騙されて海で死んでしまい、その怨みが海難法師になったという話もあります。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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