影女
かげおんな


『今昔百鬼拾遺』雲 「影女」
鳥山石燕
【江戸時代】

 鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』(1781)に描かれている妖怪。
 「もののけある家には月かげに女のかげ障子などにうつると云 荘子にも罔両と景と問答せし事あり 景は人のかげ也 罔両は景のそばにある微陰なり」 と記されています。
 「荘子にも罔両と景と問答せし事あり」とあるのは、『斉物論篇』に記載されている逸話のこと。罔両が「歩いたり止まったり、節操がないな」と影に言うと、影は「自分が動きたいのではなく、人の動きに従っているのだ」と答えたそうです。

 


参考文献
本鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


もののけが集うホームページ

inserted by FC2 system