牛蒡種
ごんぼだね

 岐阜県、長野県、福井県に伝わる憑き物。
 牛蒡種が憑いている家筋の人間に恨まれると、重い病気になるなどと言われています。また、牛蒡種の家筋の者が「今年はあの畑が豊作だね」「良い蚕だね」というように褒めただけでも、その農作物や蚕は駄目になってしまいます。かなり強力な憑き物のようですが、しかし、村長や警察官など上の立場の人間にはその力が及びません。
 岐阜県の飛騨地方には、牛蒡種は75匹いるものだとする集落があります。また、かつて退治された九尾の狐の欠片が牛蒡種になったとも言われています。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)

関連頁
もののけが湧く書庫
 └ 憑物系統に関する民族的研究 ――その一例として飛騨の牛蒡種―― 喜田貞吉 1922年


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