牛打ち坊
うしうちぼう

 徳島県に伝わる、牛を襲う妖怪。
 黒っぽい色をした狸のようなものだと言われています。
 この妖怪が伝わる地方では、七夕が終わったころ、子どもたちが家々を訪問して、牛打ち坊の盆小屋をつくるための材料を集めるという風習がありました。材料をくれない家があったときは「牛打ち坊を追いかけお蚕べったり味噌べったり」と、呪文のようなものを唱えます。完成した盆小屋は、7月14日になると茄子と一緒に焼いてしまい、材料をくれなかった家に焼いた茄子を投げ入れます。その家では、3日以内に牛馬が死ぬと言われています。
 牛打ち坊は、牛飼い坊、牛々入道とも呼ばれます。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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