長壁
おさかべ


『今昔画図続百鬼』雨 「長壁」
鳥山石燕
【江戸時代】

 兵庫県にある姫路城の天守閣に住んでいるという妖怪。
 老婆または十二単を着た姫の姿をしていて、その正体はだと言われています。『甲子夜話』によると、長壁姫は一年に一回だけ城主と対面する老婆のような姿の者で、城では八天堂と呼ばれていたそうです。
 ちなみに、福島県の猪苗代城にいたという亀姫は、長壁姫の妹だと云われています。

 鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』(1779)にも長壁が描かれ、「長壁は古城にすむ妖怪なり 姫路におさかべ赤手拭とは童もよくしる所なり」 と記されています。

 


参考文献
本鳥山石燕 画図百鬼夜行』 高田衛 監修、稲田篤信 田中直日 編 (国書刊行会)
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)
本 『津々浦々「お化け」生息マップ』 宮本幸枝-著、村上健司-監修 (技術評論社)


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