イジコ

 青森県に伝わる妖怪。
 赤く燃えながら木の上から下りてくる嬰児籠。
 ある村の中学校の付近に、木々の生い茂る場所がありました。小雨の降る夜にそこを通りかかると、苦しそうな男性の呻き声が聞こえてきて、アカシアの頂上に、赤い火の玉のようなイジコが下がっていたそうです。
 某家の檜の頂上からもイジコが下がり、その中では赤子が泣いていました。赤子を助けようと木登りして近づくと、赤子はにこっと笑い、物凄い表情の化け物に変化。長く赤い舌を出して嘗めたそうです。
 エンツコ、エジコ、イチコ、イズコとも呼ばれます。

 


参考文献
本妖怪事典』 村上健司 (毎日新聞社)
本日本妖怪大事典』 水木しげる 画、村上健司 編著 (角川書店)


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